ブログ『旅の古本屋 里山里海紀行』開設の辞 普通のおじさんの「自分らしく」

 みなさんごきげんよう! 

 パンデミックから一年がたちましたね。1年と言いましたが、日本で最初にコロナの感染者が確認されたのが、ちょうど、一年前の今日だったんです。

 

 このステイホームの1年、皆さんはどんな一年を過ごしましたか?

 ステイホームで断捨離、何かと自分の生き方とか、社会や世の中のあり方を見直す大きな機会になっていると思います。

 

 幸い、今のところ、私、そして、私の生活圏り身の回りに感染者はいませんが、 このところ私が一番よく考えいたことは、自分という人間が、

 

 何の肩書きもない一人の人間として、この世の中の中で残りの余生、おそらくは四半世紀ほどの時間をどのようにして過ごしたらよいのだろうか?

 

 ということでした。

 

 まだ定年は先何ですが、気持ちや意識の上で、自分の生き方から肩書の断捨離をしてみました。それで出来上がったのが「旅の古本屋」です。

 

 私は現在57歳ですが、自分と同じような境遇や状況にある世代がきっと世の中にはたくさんいるんじゃないかということを期待して、SNSで何かを始めてみようと思って、 Twitter や、ブログ、youtubeなどのアカウントの準備を、ベトナム?で?始めたわけです。

 

 ご同年輩の諸氏、いかがお過ごしでしょうか?

 ベトナム?、そう、ベトナムだったんです。

 

 何しろ外国への単身赴任なので、大変なことも沢山あるのですが、仕事と生活、 どちらも自分のこと以外にはやることが何もないのです。そこへ持ってきてベトナムでは体調が思わしくなくて、ほとんど仕事をするか、横になるか、病院に行くか、そんな過ごし方をしていました。

 

 そんな1年の間に、、、、!

 

 日本では天皇の御代も代替わりとなり、

 

 自分の子供が結婚・出産をし(← 一時帰国しました!)、

 

 2019年5月の帰国後は、ベトナム生活の1年間をまとめながら、お休みしていた日本での仕事への復帰にバタバタと忙しく半年ほど過ごしていたら、パンデミックになったわけです。

 

 バタハタと忙しく過ごしていた半年の中には、バタバタの最たる大きな仕事にオリンピックに関わることがありました。どうやらそのオリンピックもコロナで断捨離ということになりそうですね。

 

  なんか海外で生き方の見直ししようとしてたら、御代が変った子供が結婚した孫できたーオリンピックはコロナで中止~、と、世の趨勢から我が身独り置いてきぼりの観、無きにしも非ずなんですが、お天道様から引導もらった!、ということにしています。

 

 さてこのブログ書き始めの際一番肝心な問題に戻ろうと思います。

 

 何の肩書きもない一人の人間として、この世の中で残りの余生、おそらくは四半世紀ほどの時間をどのようにして過ごしたらよいのだろうか

 

 という問題です。 

 

 お金についてそんなに大きな欲望や、 期待をしているわけではありません。

 医食住の日々の暮らしを支えられれば良いのです。衣とか見栄えについては不衛生な感じではなくて、健康で普通な感じで過ごせればと願っています。

 

 もう競争だとか、他よりは自分をよく見せたいとか、人の上に立ちたいとか、そういうことをめぐる足の引っ張り合いみたいな人生は本当にまっぴらごめんで、目立たず人知れず、さりとて見苦しくなく生きられればそれでよいのです。

 

 しかし大きな問題があります。

 

 楽しく生きる、ということです。私にとって楽しく生きるとは、 自分らしくということなのです。 

 

 ところが・・・!、

 

 人生を振り返って思うのですが、自分らしくって結構、難しかったなぁって思うのです。 自分らしく生きるとは「暮らす」ということです。私は自分らしく生きてきたつもりなのですが、外国で仕事をすることができたなんて、私はやってみたいと思ったことではあるわけですから、なんだ、あなた自分らしく生きてきたじゃないかと言われれば全くその通りなのです。でも、五十歳を超えた頃にすごく大きな問題に気がついたのです。

 

 私の生き方には、暮らし方がなかった、のです。

 

 働き方という意味でのライフスタイルはあったかもしれません。それは職業とかお金の稼ぎ方だとか、お金や職業を通じた世の中との関わり方だとか、そういうライフスタイルは確かに私なりに、上手だったとは思いませんが、持つことができたと思います。いいなぁ、と思うことは殆どない、勝っても苦い潮ということが多い競争社会でしだかね。勝って喜ぶというよりは、ホッとする、ばかりですね。

 

 しかも、その中には暮らし方というものが全然ないんですよ。いや働き方で精一杯だった。暮らし方を犠牲にすることで働き方を守ったり、自分にとってよりよい生き方を作ってきたつもりのですが、それって肩書きによって支えられていた働き方であって、肩書きがない、自分が関わってきた組織がない、つまり余生をどう過ごすかということには、何も残してはくれない。それどころか余生にはすっかり仕事や競争で健康もすり減り、心も荒んだ自分がいるだけなんだということに、気がついたわけです。私の人生にとって最大の危機は、暮らし方がないということなんだ、と、とても深く思うようになりました。 

 

 もっと早くにそうしたことに気がついてるべきだったなぁと思ってます。 

 

  車中泊をしてみたいなぁと思ったのもそういうことが大きな理由だったのかもしれません。ちょっと極端な考えかもしれませんが、ずっと働き方だけで生きてきた人間にとって、念願のマイハウス、自宅に帰ってみても、その中に自分の暮らし方ってないんですよね。いろんな意味であんまり自分の居場所ってないんです。だって寝るために帰ってきてるだけだったようなものなので。

 

 帰ってくるマイハウスは規則のかたまりで、結構、私にとっては上手に遵守して過ごすには大変、、、、、、もしかして、地雷原、、、

 

 一応、自分が作った家なんだけど、、、(^-^;

 

 よく男の勤め人の間で自嘲気味に、家はあってもホームレス、とか言いますよね !(^^)!

 

 懸命に働いて家族を養い、それによって得ることができた喜びは、なにものにも代え難いかもしれませんが、それだけが私の暮らし方で、それだけが私の私らしさということなんだろうか?

 

 いやーそれは違うなあ、全然違うなあ、と感じている私がいるのです。

 

 私は少年時代、青年時代、大志を抱き、世間に臨みました。

 家庭的なパパさんなんて、はっきり言いますが、夢のひとかけらにもありませんでした。

 そんな文弱の輩が言いそうなことなんて!

 天下国家が男の舞台!、そう、そうです、これこそ昭和男の道!


 でも、ちょっと前のことです。若い女性たちの話を聴いてギョっとしたことがあります。

 それは自分たちの「お父さん」についての話題でした。こんな感じでした。

 

 「お父さんって何が楽しくて生きてるんだろうか?」

 「うん、そうそう、お父さんって家族でどっか行っても黙ってついてくるだけじゃん」

 「家族で何をやっても、自分のやりたいってことやってるわけでもなくて、、」

 「話しても全然、話とかついて来れなくて」

 「なんかちょっと話しても結構イミフだったりして」

 「毎日、忙しそうで、朝早く仕事に出かけて帰ってきたら疲れて寝てるだけ」

 「 お父さんって何が楽しいかだろうねぇ?」

 「そう、なんだろうね、あれ何なんだろうね」

 

  この会話って結構当たってんですよね。 父親って、「自分」がないんですよ。家庭のためってことの仕事で精一杯、それで考えているのが天下国家だったりして、それなのに、というか、それゆえに、結構、いやいや、とうとう、家庭に居場所とか、肩身が狭かったりして。

 

 

 そうやって長く生きてきたら、きっと仕事の中にも、働き方の中にも、生き方の中にも、家庭の中にも、暮らし方の中にも、お父さんという存在はお父さんという肩書きでしか存在しなくなってしまっているのです。

 

 自分で選んだ肩書きではありますが、、、、

 そして選んだ肩書きに責任をもって生きていかなければいけないとも思いますが、、、、

 

 そのお父さんという肩書きは、働き方をめぐる肩書きによってしか支えられてこなかったのです。

 

 世間でよく言われますが、外で働かないお父さんというのは、 実際問題、家庭の中では、ゴミというか、邪魔というか、そうそう、とにかく役に立たないのです。亭主元気で留守が良いは、名言です。

 

 家庭の中で役に立っていると思っている男に会えるなら会いたいもんです。もし、いたとしても、大概は、とんでもない本人の勘違いか、思い上がりか、嫁さんの思いやりのおかげで、そういうことにしといてもらっている、というだけのことです。女たちには女の見栄があって、良妻と思われたいから、亭主元気で留守が良いなんて広言しないだけですよ。


 実質、 日常という人間感情の24時間を支配するものは暮らし方です。食事をすることとか、寝起きをすること、お掃除すること、お洗濯すること、食事の後の後片付けをすること、お風呂に入ってそこを清潔に使うこと、お買い物すること、やることたくさん!、といったことです。その人間感情の24時間に自分らしさがないというのは自分がないというのと同じことです。

 

 そういった暮らし方を成り立たせている根本的な時間を上手に過ごすことは、働き方だけで過ごしてきた私にはとてつもない難事業です。何しろ暮らし方というのは女性にとっては久しくにわたって積み上げてきた人生の趣味ですから。それはかなり高度なものです。私にとって難しい修行です。

 

 さりとて、 余生を恐妻家として、到底、広いとは言えない狭い家屋の中に身を潜め、世間的には愛妻家であるようにふるまうことで妻のメンツを護り、いくらやっても合格点にはほど遠い家事に懸命に向き合い、、、

 

 ずっーと怒られ続け、そして、ずぅーっと怒らせ続けてしまう。

 

 小さな、小さな何処にも逃げ場のない家庭というコミュニティの中で、ああ、あの会社での働き方と同じことを繰り返すんだぁ。

 

 そうやって最後に私の棺を釘の一本一本が、ありがとう、ありがとうと音を立てて打ち込まれてゆく時、それにこの私は、「模範的に」、どうもありがとうと応えて死んでくことができるんだろうか?

 

 なんかそこまで嘘もつけないから、無言で微笑むことが唯一の私の誠意なんだろうなぁと思ったら、ちょっともう、それは本当にやめにしたいと思うようになったわけです。

 

 どうやって暮らし方をシェアしたらいいのかっていうのは、 最大にして最難関な問題ですが、シェアも大事ですが、 相手にシェアさせる私の暮らし方というものが、余りにもないのです。シェアといっても、相手に合わせていくばかりの生き方は、シェアではなくて、ただの今までやってきた働き方なのです。

 

 それで50を過ぎてから、こう思ったのです

 

 今までは、世のため、人のため、家族のため、この三つだけが自分の生き方でした。これからは少しは、自分らしく、自分のために生きてみたい、そんな願いで自分の SNS のアカウントを準備したわけです。

 

 ブログを始めようと思ってこのアカウントを準備してから、 3年も経っちゃいました。普通のおじさんには、これだって難事業だったのです。

 

 でも、「旅の古本屋 里山里海紀行」、今、これが新しい私の肩書です。生涯現役の肩書!、定年のない肩書なのです。

 

 非常事態宣言も出てしまい、車中泊もいつまでたっても準備、準備で出発することができないわけですが、 旅の古本屋 と称した「本当の私」のアカウントにお付き合いして頂いている皆さんにとても感謝しています。 

 

 メキシコのある先住民の言い伝えに、「原始、人間は大空を自由に飛ぶ鳥だった」という説話があるのを思い出しました。鳥は脊椎動物ですから遺伝子的にも人には鳥と同じ何らかの痕跡があるのかもしれません。思えば小学校の時、最初に買った図鑑は『原色 日本鳥類図鑑』(保育社)でした。子供のくせに随分、専門的なものを買ったと思います。昨年から急に鳥撮を始めたのもそのせいなのでしょう。素人俳句も、祖母が俳号があり、いくばくかの嗜みを教わったことがあります。三つ子の魂は百迄なんですね。

 

 50も過ぎて初めて自分のために生きてみようと思った普通のおじさんのブログですが、今度こそ、自分が自分らしく生きるための旅をしようと持っています。

 

 私にはどんな遺伝子があって、原始、どんな自由を持っていたんだろうか。

 里山里海の花鳥風月にそれを確かめに行こうと思います。

 

旅の古本屋 オンライン句集『ステイホーム3 芒種・夏至』2020年第11・12節季

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 『ステイホーム3 芒種夏至』 9句

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 2020年  芒種 6月5日より6月20日

        夏至 6月21日より7月6日

 

 ステイホームの巣ごもり生活、3か月目。

 リモートワークが日常化。感染症対応の仕事が大変、、、ついに2節季で9句に。夏至には一句もできずに目標の半分以下に。夏至とは言うものの長梅雨に突入です。今年は、いや、今年もよく雨が降るなぁ。

 

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2020年6月8日

 小満すぎ、はや芒種。夏ですねぇ。暑くなってきました。あー、里山に行きたい! お出掛けの準備ばかり整えていて、想像の中での旅路を楽しんでいます。

 

 代田すみ 流れぐもを 追うみなも

 

 

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 2020年6月13日

 

 夏椿が沢山の蕾を空に向けています。

 お釈迦様の逝去を囲み見送った娑羅双樹に似ていることから沙羅とも言います。

 カンボジアの寺院でも沙羅を見ました。

 まだインドの沙羅を見たことがありません。

 

  夏椿 インド・アジアを 咲きめぐる

 

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プノンペン沙羅双樹の花

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プノンペン沙羅双樹

 

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 2020年6月18日

 

 還暦を前に若者との関わりが時に面倒になります。
 幼いのに生意気!
 夢はよく変わるし!
と敬遠したくなるのですが、あ!、思い出した!、俺もそうだった!!


 蝸牛にも 老若ありやと 角を見る

 

 紫陽花の 七変化にも 蝸牛あり

 

 蝸牛にも ありし日々の 色変化

 

 

 

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 2020年6月21日

 
 寒いです。爽やかお天気と梅雨寒の繰り返しで体に少しきます。でも雨が小梢に滴るにはちょうど良い塩梅の時があるんですよね。そんなときは木々を面白く眺めて過ごすとができます。

 

 梅雨冷えの しずくの彼岸へ 背のびせり

 

 梅雨寒の しずくに世界を のぞきこむ

 

 

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 2020年6月21日

 

 田起こしから代掻き、水をはってあの明鏡止水の世界ができるのですね。Twitterを通じて初めて農家の方の手間を知りました。今日より夏至芒種の締めの句とします

 

 みまほしき 代田に響く 鋤を知る

 

 代掻きて 夏ひらくべし 蒼き田へ

 

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https://twitter.com/farm1212/status/1271967685648113665

 

旅の古本屋 オンライン句集『ステイホーム2 立夏・小満を過ぎて』2020年第9・10節季

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 『ステイホーム2 立夏小満を過ぎて』 13句

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 2020年  立夏 5月5日より5月19日

        小満 5月20日より6月4日

 

 ステイホームの巣ごもり生活も二か月がたちました。5月7日よりリモートワークが本格稼働。日々がとても忙しく成ります。そのせいか、2節季で13句。1節季10句を目標としていたのですが。リモートワークになると就業時間は全て自己決定なので、一日中、朝から晩まで働くことになり、週末はへとへとになっていたりします。人が見ていない方が、妥協できないものなのかもしれません。

  

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 2020年5月8日

 

立夏発句

 

 夜明け前の寝覚めでした。かすましき政府批判にも、一大変革とか、未曾有といった言説にも、きっと何事もなかったかのように世間は何時もの普段へと戻っていくのですよと、朝焼けを告げるさえずりたちに諭されたのです。

 

 

 ステイホーム ゆめよ過ぎよと なつたちぬ

 

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 2020年5月16日

 

 あっという間の一週間でした。今週は明け方の空に残った月が珍しい程の輝きを放って始まりました。有明月(ありあけづき)とか名残の月(なのこりのつき)と言うのですよね。

 

  黎明に 月かがやけり 夏は来ぬ

 

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 2020年5月22日

 

 7日からリモートワーク体制が本格稼働、立夏後半は寒い雨空ばかり。

 連日、慣れぬ電子作業?で就業時間なし!。

 気づけば24節季小満、朝からヘトヘトでもう夕刻だって!

 

  曇天と あおぐ木の葉と はや小満

 

  テレワーク 朝、夕もなく 卯も香らず

 

            * 古語の卯花の匂うは咲き誇るの意。

      

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 2020年5月23日

 

 電子マネー 今朝、さる電子マネー(ポイント)アプリの通知に気がつきました。ポイントが増えたとかいう通知。いやー、久しく使ってませんね、ポイントマネー。コンビニとか全然、行ってません。今朝は夜来からの雨が上がり、風が少し気持ち良い一日でした。

 

 柏葉に こぼれはせぬかと 雨の露

 

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 2020年5月24日

 

 ステイホームからかれこれ二月、今朝、久しぶりに走りました!。

 気持ち良かったけどマスクに手袋して走るというのもなぁ~。

 午前5時ちょうどでした。

 もう明るいんですね。払暁を楽しみたかったのに、すでに明るくなってしまいお花はニコニコ!!

 

 払暁を 花ときそはば 紅かてり

 

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 2020年5月27日

 

 この季節、芍薬を詠まれる方が多いですね。

 今年は外にも出れず、もう、芍薬の時期は過ぎてしまったようです。

 緊急事態宣言は解除されましたが、世間の様子見ながらそろーりと外出してみようかなと思ってます。

 

 ステイホーム 芍薬もみず アマリリス

 

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 2020年5月30日

 

 在宅ワーク、本格稼働3週目、昨日はヘト(×_×;)ヘトに。

 巣籠もり生活で運動不足のせいでしょうか。

 体温、血圧異状なし!ですが、体が鉛のように重くて、、と思いきや、もう夕方、レース越しにキレイでした!

 

 テレワーク なまりのごとく 夏開ける

 

 夕焼けを レースにうつし 初夏の候

 

 

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  昨日の昼前の爆音はブルー・インパルスだったのですね。

 都内ではないのですが、よく家の上空を飛んでゆく自衛隊機があります。

 昨日はやけに爆音がとどろいて、低く飛んでるなぁ、と思いました。

 ジェット機は普通、高く飛ぶのです。

 

 ごうごうと 夏ひきよせり ジェット呵成!

 

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 2020年6月1日

 

 黎明の響きわたる鳥の音の
 高きこと、
 美しきこと、
 巧みなること、
 描くことかなわず、
 書くことあたわず、
 いかでか伝えん、この朝を

 

 

  高きこと 野の鳥なるか 梅雨の朝

 

  野の鳥の 声すみわたる 梅雨の朝

  

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 2020年6月4日

 

 NHKの意識調査によると初老の平均年齢は57歳だそうです。私はまさにその年齢!。初老なんだ。ちなみに中年は40~64、高齢者は65以上。今日、ステイホームで延び放題の髪を自分で切ってみました。さっぱりしましたよ。


 代田澄み 齢をかぞえ 髪を切る

 

#俳句
#代田

 

 

 

旅の古本屋 オンライン句集『ステイホーム 清明と穀雨に』2020年第7・8節季

 

ささら水 (椋叢書)

ささら水 (椋叢書)

  • 作者:葵, 川島
  • 発売日: 2018/09/20
  • メディア: 単行本
 

 

 

 

角川季寄せ (辞書・事典)

角川季寄せ (辞書・事典)

  • 発売日: 2014/01/24
  • メディア: 単行本
 

 

 

 オンライン句集、こんなふうに始まりました 

 元々は第二の人生に向けて「旅する書斎」と題し、全国車中泊の紀行文を書こうと思っていました。ところが、ほぼ時を同じくしてコロナ感染症拡大の事態となり、旅することもままならなくなりました。引き籠り生活の中、SNSを通じ想像の旅を愉しみとしていた日々、ふと俳句が口をついてでてきました。そうだ!、行動自粛が終わったら俳諧紀行もやってみよう。その旅の始まりをここからはじめてみよう。こうして、徘徊できない俳諧紀行が始まりました。24節季の清明穀雨の2節季、私にしては珍しく続いたものです。

 

 スマートフォンって素晴らしいと思いません?

 現代の筆立ですよね。高性能で、検索辞書・百科事典、カメラ機能付きです。なによりも、自己表現の機会がやれ人脈だ、派閥だ、しがらみだといったこととは関係なく誰にでも出来ます。自己満足と言われれば、その通り!、でして「井の底の蛙」と言われようとも「意の底の蛙」でありたいです。さあてこの取り組み、しがらみ無縁のネット社会で辞世の句のその日まで続けることができるか、できないのか?、そんな私の私への挑戦をよすがの愉しみとしたいです。

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スミレは密やかに美しく咲いている。気がつく花である。

 

 

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 『ステイホーム 清明穀雨に』 20句

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2020年4月11日

 

 コロナ禍で花見もままなりません。世の中あげて屋内生活。SNSは閲覧、書き込みが花盛りのせいかネットも渋滞気味ですね。

 

  億兆の  言の葉のこし  春すぎる

 

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2020年4月11日

 

 「八割おじさん」、話題ですね!

 対人接触を8割、減らすべき、いや、それは無理!、とか。

 8割、減らしたら、私、一人以下に (^-^;;;  身、削るしかない?、でもいいんです!

 仕事やお金に必要な8割なんて心を削る8割でしかないのです !(^^)!

 

 逢うもなく 待つもなく ただ 春を愛で

 

画像

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 2020年4月12日

 ネットを意識通信とはよく言ったものだ。悪性感冒禍で一億・総意識通信社会となった。溢れかえる人の性が日々押し寄せる。感染症拡大のごとく答えの見えぬ問をめぐり罵ることばかり多く、この期に及んでも舌鋒を競う人の性。

 

 電脳の

 春に蠢く

 罵詈雑言
 陽もなき朝に

 ことだまもなし

 

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 2020年4月14日

  疼痛が半端ないです。ご経験のない方には想像もつかないと思いますがそれでよいのです。表現のしようもありません。

 

 呻きさえ 風にちぎれし 花木立

  

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 2020年4月14日

 今日は風が強く、春にしては寒いのに寝台から仰ぐと、日溜まりが恋しく見えます。

 

 おひさまや
 透かして仰ぐ
 そらの色

 

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2020年4月15日

 コロナ禍に闘病の日々を過ごす方も少なからずいるでしょう。おいそれ病院に行くことさえためらわれる。そこには懸命に、文字通り懸命に職務精励されている方々がいる。夜明け前、私も、皆さんも、きっとこうなればと、願いました。

 

 いつの日か
 里、山、海で
 筆とらん
 緑はなやぐ
 そのにぎわいで

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2020年4月23日


在宅自粛で気持ちが晴れませんよね。
こうして小さな画面に日々向き合い
沢山の思いや呟きに触れていると
ついつい自分の考えや思いを

いじくり回し過ぎてしまうんだなぁー、と、今朝、知りました。

 

 ステイホーム そらは五月に 抜けにけり

 

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2020年4月24日

本当に、本当に、たのしみ!

たのしみですよー!!

 在宅自粛の日々、あの夏の輝きに、爽やかに香る甘い!

 

 ほんのりと
 夏の果(香)さがす
 ステイホーム

 

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2020年4月25日

 感染・入院が今生の別れになる、そんな死が世界の20万人に日本の348人に訪れました。社会の機能を護るため外で、最前線の医療機関で奉職する皆さんの御無事を家で祈るしかできません。今日は強風の中、鳩のつがいがいました。久しぶりに話をしてみました。

 

 吹きすさぶ
 わかばのいえに
 きみつがう

 

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2020年4月26日

 ステイホーム、起きている間中、リモートワークになってます。座る=パソコン見る=仕事する、、何か違うことを!と思ってもパソコンの前に座るか、寝るしかないのです(^_^;)。ベランダで深呼吸をしてみたら、足元で小花たちが微笑みかけてくれました。

 

 ステイホーム 小さな春と 日曜日

 

 

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 2020年4月27日
 このトークリレー、最初の会しか参加できませんでしたが、今、日本人は世界中で活躍しているんですね。欧米、中国・東南アジアからインド、南米、オセアニア、アフリカ!

  

 はるかぜや
 夢、五大陸を
 駆けめぐる

 

 ステイホーム
 世界の四方(よも)の
 春を知る

 

 出会う春
 あたらしきかな
 海の民

 

 

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 2020年4月28日

 ステイホーム、引き籠もり生活で意外にも、久しく音楽鑑賞をしていませんでした。毎日、小さなスマホを覗き込んでいるのに。そんな私と世界をつなぐ6インチをつつむ静寂に、今朝、突如として雷鳴が響き渡りました。そして、思い出したのです。

 

 春の雷(はるのらい)
 音なき日々を
 うちにけり

 

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 2020年5月2日
 4月30日は荷風忌でした。日記『断腸亭日乗』をよく読みました。日露戦後のパリ、ニューヨークと豊富な欧米渡航歴が耽美派文豪を育みました。戦時の思想統制下では息を潜めるように空襲下の世相を日々、綴りました。ステイホームをどう記したでしょうか。

 

 感染渦は
 空、祓(はら)いたるや
 荷風の忌

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 2020年5月3日

 今年は一日が八十八夜だったのですね。お茶の嗜みはないのです。緑茶が差程、得意ではなく。二日遅れですが窓外の朝をハーブティーで楽しむことにしました。

 

 ハーブにて 八十八夜を のみほせり

 

 かぞえなば 九十夜にて 茶をすする

 

 新緑を ハーブの香にて 温める

 

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2020年5月4日
 令和改元から一年が過ぎ、今日、5月4日は「みどりの日」。元は4月29日の「天皇誕生日」のことでした。天皇崩御された昭和64(1989)年、陛下が緑を愛されたことにちなみ改称。更に平成19(2007)年、5月4日に日を改められました。

 

 ゆく春に 御代をかさねし みどりの日

 

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  2020年5月5日

 今日、5月5日は結婚記念日。特別なことは余りしませんが、カサブランカの花束を切らしたことはないのです。でも宅配物も消毒、100時間留置きして開封なので生花は無理……そこで折紙で作りました。子供みたいなこどもの日です。_(^^;)ゞ

 

 しらゆりと
 かさねかさねし
 夏まじか

 

 

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